髪を染めろという大人

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本多久美子裁判長の「校則や頭髪指導は多様な教育指導のための裁量の範囲内だ」という意見はどうなのかなと思う。

確かこの女性は生まれつき髪が茶色っぽい人だったと記憶している。

我が高校は制服がなくて服装は自由だったが、髪の毛を染めることにはかなり厳しい指導がなされていた。自由の中にもルールはあるということである意味かなり大人扱いしてもらえていたということだけど。

彼女の通っていた高校はどうか?「髪を染めろ」という。生まれつき黒ではない髪の毛の人の髪を黒に染めろというのは強要ではないのかな。

我が校の場合は自らの意思で髪を染めたら厳しく叱られたということで意味合いが違う。意思に反して髪を染めさせられるというのは、裁判長の言う教育指導の範囲内には思えない。

高校生だった彼女も22才になった。彼女の4年間の戦いの結果、裁判長から発せられた言葉が、かつて彼女が通った学校と同じような理屈に基づいているとするとむなしい。