話し合いガ―

ゴーストオブツシマのとあるエピソードで、「薬師が薬を届けるのを手伝う」というのがあった。

「手伝う」「助ける」「救う」…こういった以来の時は蒙古兵を倒すということを伴う。薬師の場合は道中で蒙古兵に襲われている百姓を救うことで先の道へと進めるわけである。

その時に薬師が「まず話し合いをして欲しかった」みたいなことを主人公に言ってくる。こういう人、現代でもいるよね…。向こうはゲーム中にも出てくるように野蛮なのだ。野蛮な者たちは野蛮に物事を処理する。ここでは書けないけど、そういう描写が出てきて目も当てられない。

主人公は侍であり戦う能力がある。つまり、武器を持たず戦う術のない一般住民を助けることができる。現代に置き換えると主人公は軍隊と言うことになるだろう。

その後も蒙古兵を斬り倒す展開が続くが、薬師は「お侍様は人を斬るのが好きなご様子」と相変わらず自分を省みない。だ・か・ら、お侍様が蒙古兵をやっつけないと貴方の薬であちこちの村を回って治癒する運動ができないんだって!

客観的に見れば人を斬って殺しているが、それは多くの住民を守ったり救ったりするため。話し合いで解決できれば世界は平和で満ち溢れるが、そうはいかない場合のことをしっかりと考えなければいけない。

では、話し合いが上手くいかなければ?話し合いガ―の人が次のステップをどう踏むのだろうか。たかがゲームだが、色々と考えさせられた。