初めてのカメラを止めるな!

 昨晩地上波で放送されていた。これでこの映画を見た人の数は増えたのかもしれない。

私は美容師さんに「『カメラを止めるな!』は面白いから見て下さいよ!」と、見るのを止めるな!というぐらい念を押されていたw

ただ、リアルタイムでは見れなかったので、録画予約して後から見ることにした。CMの存在が煩わしい。映画や連ドラを動画配信や録画という形で見るのを好むのはそういうところ。飛ばしたいのだ。

そして、美容師さんにはもう1つ念を押されていた。「最初は微妙かもしれないけど、途中で見るのを止めるのではなくて、最後までちゃんと見て。」と。

見終えると、美容師さんの言っていることに納得した。見終わった後は清々しい。それも、C級ゾンビ映画を見終えた後の清々しさではない、愛に溢れた清々しさ。

それでもホラー好きというかホラー系ばかり見るので「どんでん返しがあるんじゃないのか」と疑ってしまっていたがw 

大きなターニングポイントがこの映画にはあって、そのターニングポイントを迎えた後はそのまま安心して見れる。

最後まで見たら「ゾンビ映画」という批評が的外れな感想に見えてしまうが、ゾンビ映画への耐性がなかったら見ていられないところがあるのも事実。

ホラーが苦手な人って「最終的にはハートウォーミングなストーリー」だったとしても映像の色味とかグロテスクさとかで敬遠するものなので。

一方、ゾンビ映画を見慣れている人にはC級の展開だけど、途中で放り投げるほどでもない。反対に「くだらないゾンビ映画だ、これ。」と放り投げない方が良い。「ここで終わりかー」となりがちな演出も施されているから余計にそうなりやすいけどw

カメラを止めるな!は本当は万人に薦められる良い映画だけど、客観的に見てゾンビものと映る所はあるのでそこが本当に惜しい。