梶井基次郎の「檸檬」という小説を今読んでいるのですが、とてつもなく憂鬱な展開で気が滅入るw
半分ぐらいは読み進めたけど、読むペースは確実にいつもより遅い。読むのが速い方ではない(妄想をふくらませるのでw)が、それでもペースダウンしている。
主人公は最初に八百屋で檸檬を目にするのだ。そこから甘酸っぱい、明るくて陽気な展開を期待していた。檸檬の出番はおろか、レモンのイメージする「陽」の瑞々しさが微塵も漂っていないのである。
2019年7月16日現在、カラオケのランキングの1位がパプリカで2位がLemonなので、こちらの方が全然八百屋感が強いのだけどw
憂鬱になっている人の目には何でもマイナスに、ネガティブに映ってしまっているのだなぁ。そういう心理描写は素晴らしい。緻密に暗くなっていくので余計にしんどいw
八百屋で檸檬を見た時に主人公に発想の転換をして欲しかったなw
憂鬱になってしまっている人たちの心情を察することができるようになるのであれば、それはそれで有益だ。せっかくなので最後まで頑張って読んでみる。
…頑張らないと読み終えられなそうだからw