スクランブル走査線

立花某氏は好きではないが、「地上波放送のスクランブル化」には賛成なんです。

NHKは公共放送と言っているけど、SNSで意外と反日志向であることが取り沙汰されているし、紅白歌合戦においても出演者に偏りが見られる。

筆者は、テレビをあまり見ない。見たい番組はあるけど、関東限定だったりして、YouTubeに違法にアップロードされていると分かっていながら渋々それを見たりする。

一方で、毎日起こる出来事に対してアンテナを張っておく必要があるので、SNSでチェック。情報の鮮度が高いし、降ってくるのも速い。

天空のラピュタの究極魔法に象徴されるように、SNSでバズるのはテレビ番組の実況ということで、テレビ自体の影響力はまだそれなりにあるのだろうと思う。

テレビのスクランブル化というのは、受信契約をしていない人のテレビに暗号を施して鍵をかけて、一切放送を見れなくなるようにする、というもの。見たい人は料金を支払って鍵を開けてもらう。

あまりテレビを見ない人の立場があまりないところは確かにある。受信料を払わないでいると、NHKが裁判に持ち込んでくる。判例を見ていても、NHK側が勝訴していることがほとんど。つまり、払えということ。

放送法がとても曖昧なために起こるのだ。「受信設備を設置した者は協会と契約をしなければならない」のに、契約しなかったことに対する罰則規定がないのだ。

結果として、「あまり見ないけど受信料を払う」という形を採らざるを得ない。今はAbemaTVや、定額制動画配信、Podcast等様々な形で世の中の出来事をどこに住んでいても追うことができるのだが。

契約しなくても良い選択肢を何とか取れるようにできないのか。あるいは、はっきりと罰則を定めて、受信料を払うのは義務と言ってしまうか。

曖昧さって、皆が不安になる。