余地能力

48Gが握手会に変わる新しいイベントを打ち出そうとしていますね。

「オンライン握手会」「オンラインお話会」…それは電話だったり、リモートで1対1の動画のやり取りだったりするのだけど。

従来の握手会とデジタルな握手会とで決定的に違うことがあるように思う。それは、「余地」。

ある会場にあるメンバーがあるレーンにいるので、そこに会いに行く。例えば握手券1枚につき3秒話せるとしよう。

3秒と言っても、順番待ちの間にファンとメンバーの会話が聞こえてきたりする「余地」があるし、スタッフに剥がされた後も出口付近でもうひと会話できたりする「余地」がある。

オンラインだと、本当に3秒なのだろうなと予想する。時間は同じだが、デジタルのシビアさが顔を出す。どういうシステムなのかは分からないけど、4秒後にはプツリと回線が切れるようになっているのだろう。

それが何か嫌だな。生で自分の目でメンバーを見ることに勝るものはない(ビジュアル厨的観点で)し、地方の人は握手会自体が開催されなくて会うことも叶わないわけだけど、それぐらい稀有な存在であって良いのではないのかな。

従来の握手会には、楽しいアクシデントみたいなものもある。メンバーへの動線にスタッフが何故か入ってきて「すみません」と謝ったりw いや、君に会うんじゃないっていうねw

デジタルで言うアクシデントは回線が止まったり画質が悪くなったりということなのでアクシデントとして楽しくなる期待が持てない。

今までの売り方のままオンラインになってゆくだけだったら、もしかしたら足は遠のくかもしれない。