タイパ、ですって

今はタイムパフォーマンスに優れているコンテンツがウケるそうだ。タイパという略語を目にしたことがあるだろう。

「音楽はサビだけ聞く」という話を目にした。驚いた。確かにサビだけだったら次々と色んな曲を短時間で聞けるかもしれないけど。歌詞はあまり関係なくなってくるのかな、タイパ重視になると。

Mr.Childrenの歌は歌詞を丁寧に紡いでいるけど、こういう人たちはどうなっていくのだ。サビを繰り返す頻度が多い曲があるけどそれもタイパ的な気遣いなのかな。個人的にはサビだけでそんなに時間を使うならスパッと終わらせて全体の時間を短くして欲しくはある。長くするならCメロで変化を付けてアウトロに至って欲しい。

坂道系だと全部じゃないけどイントロのメロディとサビが同じということもあるけどね。イントロからピークが来ちゃうw 坂道系の場合はタイパというよりも楽曲のリリース速度を上げる必要性もあるからそういう手法が取られるという側面もたぶんあるかもしれない。

文章とかもそういう傾向があるというのを聞いた。内容にもよるのだろうけど、ブログの長文なんてかったるくて読んでられねー、となるのかなw 何かを説明する時には丁寧に長めに書く必要がどうしても出てくるけど…。

手短に済ませすぎると早とちりになって誤解を招きやすくならないのかな。これもタイパ重視な人たちには関係ないのか。何かを思いつく前に次に行ってしまうということで。

タイパを重視すると短時間で色んな音楽やテキストに触れることができるメリットはある。でも、触れたものを消化して自分のものにしていく時間も別に設ければ人間としてもっと豊かになっていけるんじゃないかなと考える。