豆知新

モカ・マタリの香りがカバンの中に漂う。

久しぶりに、珈琲店でコーヒー豆を買った。イエメン発のモカ・マタリ。酸味が強くて苦味が控えめ。コーヒーが飲めるようになったのはモカのおかげ。

数年前まで毎回モカ・マタリを買い付けていたが、現地の政情が不安定だとかなんとかでこの品種の豆が入らなくなった時期があって、それからぱったりとコーヒー豆から遠ざかってしまった。

インスタントコーヒーと市販のパックになってるモカブレンドと名の付いたものを買う日々。

最近になって、珈琲店の表に「モカ・マタリ 100g 460円」という看板が立ててあるのが目に飛び込んできた。その珈琲店は以前買い付けていたお店とは違うお店。

早速、入ってみた。

テーブルが2つとカウンター席が5つほどの街の珈琲店。ここで豆を買うのが初めてであること、以前買っていた豆がモカ・マタリであることを告げると、店主はとてもフレンドリーに接してくれた。

「酸味」というキーワードはやはりコーヒー豆選びの際には重要なようで、「それはやはりモカ系の豆だと思います」とのことで予定通りモカ・マタリを買うことに。

煎りの浅い深いを聞かれたが、豆を挽く器具(ミルとかグラインダーと呼ぶそうです)を持っているので、豆で頂くことに。

ちなみに、コーヒー豆自体がインスタ映えする見た目をしているので、挽く前に写真に撮っておくのも一興かと。

その豆の香りがカバンの中で漂っていて、たまらない。にんにく系の食材ならファブリーズの案件だが、コーヒー豆の香りは残っていて全然構わない香り。

初めましてのコーヒーショップで久しぶりのコーヒー豆。モカ・マタリの安定供給を願うばかりである。