万の葉より令和集まる

元号が「令和(れいわ)」に決まりましたね。

出典は万葉集で、中国古典ではなく国書(日本古典)から採用したのは初めてだとか。

ここまでは発表の通りなので誰でも書けるw ということでここからは新元号について思うことを書いていきます。

「平成」が「自分を取り巻く環境」に対する願いであるのに対して、「令和」は「自分自身」に対する願いが込められているように思います。

(大宝)律令、命令、令状…ルールや法がなければ無秩序になり、日々穏やかに過ごせません。人によっては「好きにさせろよ」と言う人もいるとは思いますがw 

「和を以て貴しとなす」という言葉があります。ルールや法を守るというところと繋がってきますよね。昔の日本人がこうあろうとした、そしてこれからもそうであろうとする精神や文化に寄り添う元号になった印象を受けます。

「平成」は「穏やかで静かな世であって欲しい」崇高な理想は感じられるけど「そのために何をしなくてはいけないのか」という曖昧さもはらんでいたような。少し他人任せのような。

「令」を含む言葉に、「令嬢」というのもあります。地位や気品が高く、関西風に言えば「ええとこのお嬢さん」。品格のような意味合いもあるのでしょうね。

昨晩は「新元号、どんなのになるんだろ?」とネット上では盛り上がっていました。「安永」が人気でした。「永遠の安寧」も悪くないですが、やはりどこか他人事で世間知らずになってしまいそう。

「令和」は気に入っています。尤も、気に入る気に入らない性質のものではありませんがw 

官公庁の書類の変更が煩雑になるから止めよう等、西暦単推しの論調には頷ける部分も多いですが、日本らしい「元号」はやっぱりこれからも残して欲しいシステムです。

ウェルカム、令和!